内科・小児科|きむたくクリニックしんまち院|箕面市の内科・小児科・外科・小児外科

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内科・小児科

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小児科外来とは

小児科外来とは

小児科医は子どもの体と病気のスペシャリストです。突然の発熱、感染症(かぜ、気管支炎、肺炎、胃腸炎、中耳炎など)やアレルギー疾患(気管支喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症など)をはじめ、発疹、腹痛、頭痛、下痢、便秘など様々な症状に対応いたします。また、成長発達やおねしょの相談、なんとなく体調がすぐれない、倦怠感があるなど、ご家族が不安に感じられる症状があれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。丁寧に病状についてご説明したうえで、一人ひとりのお子さんとご家族に合わせた治療に努めてまいります。
より詳しい検査や高度な医療・入院が必要なお子さんは、適切な医療機関にご紹介させていただきます。

当院ですぐに行える主な検査

血液一般、CRP検査

お子さんに負担が少ない微量の採血量で、血液一般検査およびCRP(炎症や組織細胞の破壊があると上昇します)の測定を行います。感染症の程度、白血球増加や貧血の有無などが分かります。

血糖測定

けいれんや脱水時の低血糖、糖尿病(高血糖)をスクリーニングします。

尿検査

蛋白、糖、潜血、白血球、ケトンなどを調べます。

感染症迅速診断

ウイルス性胃腸炎は小児に多く、おなかのかぜともよくいわれます。嘔吐・下痢・発熱・腹痛などが症状で、感染力が強いため家族全員でうつしあってしまったり、学校や保育園などで流行ったりすることもよくあります。
当院では感染症においてインフルエンザ、RSウイルス、溶連菌、アデノウイルス、ノロウイルス、ロタウイルス、マイコプラズマなどの迅速検査を実施しています。10分~30分で結果が分かります。

肺機能検査(スパイロメトリー)

肺の容積や、空気を出し入れする換気機能を調べる検査で、肺の病気の診断や重症度などの評価に役立ちます。気道の狭くなる病気、特に気管支喘息の診断や治療効果の判定に使用します。

X線検査

胸部や腹部のX線撮影が可能です。胸部X線検査では、心臓の大きさ、向き、血管の状態をみたり、肺の大きさ、肺炎や気胸などの合併、胸水の有無、そのほか胸郭や背骨の変形などもみたりします。腹部X線検査では、胃や腸内の空気や水の状態、腸内の便の状態、腹水の有無、肝臓・腎臓の状態などを観察します。

超音波(エコー)検査

腹痛、下痢、便秘、血便などのおなかの症状は、診察や血液検査だけでは診断が難しいことがあります。その場合、超音波検査を用いて診断します。また、超音波検査はおなか以外にも、首や胸のしこり、脱腸(鼠径ヘルニア)やでべそ(臍ヘルニア)、停留精巣などで診断が難しい場合にも使用します。

子どもによくみられる症状

発熱

子どもは大人よりも体温が高めで、37.5℃までは熱があるとは言えません。注意が必要なのは生後3か月未満の赤ちゃんが38℃以上の熱を出したときです。潜在性菌血症といって菌が体の中で増えてきている可能性があり、この場合、敗血症や髄膜炎をきたす重症感染症が含まれていることがあります。解熱剤を服用せず、すぐに入院治療ができる小児科医療機関を受診してください。また、3か月以降であっても、40℃以上の高熱のときや微熱が長く続くときなどは、一度受診をおすすめします。とくに、意識がもうろうとしている(声をかけても反応が乏しい)、ぐったりして水分がとれない、嘔吐や下痢がある、発疹がある、機嫌が悪いといった症状が見られる場合には、すぐに受診してください。

熱性けいれん

乳幼児期(5歳くらいまで)に38℃以上の発熱に伴って起こるけいれん発作で、有病率は7~8%と比較的多くのお子さんにみられる病気です。脳などの中枢神経の感染症など、明らかな原因となる病気がないものを指し、知能低下や脳障害は起こさないとされています。けいれん時には、白目をむいて、全身が突っ張ったり、ガクンガクンと手足を震わせたりすることが多く、突然の症状の出現に保護者の方がパニックになってしまうことも多いようです。けいれんは起きたときに適切に対処することが重要です。まず、保護者の方が落ち着きましょう。

おなかが痛い

お子さんが訴える症状のうち、最も多いといわれているのが腹痛です。頻度が高いものは急性胃腸炎や便秘症で、通常は軽症で経過しますがときに強い腹痛を訴えます。それ以外にも肺炎、喘息発作、腎臓尿路の疾患、食物アレルギー、ストレスや不安、日常生活の乱れなど様々な原因から腹痛を訴えることがあります。
小児の腹痛の原因で一番多いのが便秘です。「お腹が痛い」「食欲がない」など元気のないお子さんのおなかを触ってみると、便がたまっていることがよくあります。普段から便がコロコロと丸いお子さんは、毎日出ているようでも、便秘には注意が必要です。小さい時の軽い便秘を放置すると将来的に便秘症につながる可能性があるので、適切に対処して治しましょう。

頭が痛い

子どもの頭痛には、かぜや高熱、副鼻腔炎などの感染症に伴う頭痛がありますが、頭痛のみの症状で受診される場合に一番多いのが片頭痛です。片頭痛は幼児期からみられ、大人に比べて持続時間が短く、程度も軽いことが多いものの、ズキンズキンと拍動性の痛みがあり、周囲の景色がぼやけたり、嘔吐や腹痛を伴ったりと辛い症状が伴います。また、小学生の高学年や思春期になるとストレスやスマホの使いすぎなどによる筋緊張型頭痛が増えてきます。起床後の血圧の変動に自律神経が対応できない起立性調節障害にも頭痛が伴うことがあります。これらは睡眠不足が誘因になることが多く、早寝早起き、適度な運動を取り入れた生活スタイルの見直しが大切です。
放置してしまうと命にかかわる頭痛も稀にあるので注意が必要です。急激に頭痛が起こり、首を横にふれない場合や、発熱はないものの吐き気や嘔吐を繰り返す場合は、髄膜炎などの可能性がありますので、すみやかに受診してください。

呼吸が苦しそう

かぜを引いたときに、咳を繰り返したり息苦しさを覚えたりすることはよくありますが、この場合は、何日か安静にすることで快方に向かうことが大半です。しかし、喉や気管支などに炎症が起こって、咳や息苦さが長く続くこともあり、そのようなときは、吸入や吸引などの処置やお薬を服用して呼吸を穏やかにする必要があります。また、喘息の発作の場合もあります。喘息は放っておくと悪化しますので、適切な治療を早期に受けることが大切です。

胸が痛い(胸痛)

子どもの胸痛は、心臓以外の原因で起こることも多く、たとえば、胸壁(横隔膜など)の痛みや喘息などの咳からくる痛み、心因性(不安やストレス)の痛みなどがあります。いずれにしても、まずは心臓に病気が潜んでいないかを確認する必要があります。必要に応じて、心電図、心エコーなどの検査を行います。

手足が痛い(成長痛)

子どもの成長過程では、手や足の骨などが急速に成長することで、その部位に痛みを伴うことがあります。いわゆる成長痛で、3歳~12歳ごろに多くみられます。成長痛は、夜間にみられることが多く、通常は長く続かず、昼間の活動時間は元気に走り回れるので過度な心配はいりません。しかし、強い痛みが生じていたり、皮膚が腫れ上がったり、熱を持っていたり、変色しているように見えるときは、治療が必要なケースもあります。気になる場合はご相談ください。

中耳炎

小さなお子さんの耳管(耳と鼻をつなぐ管)は、鼻汁が入りやすく中耳炎になりやすい構造になっています。赤ちゃんに、熱が下がらない、機嫌が悪い、耳をよく触るなどの様子がみられたら、中耳炎を起こしているのかもしれません。軽症の場合は、痛み止めを服用し様子をみることで治ることが多いです。中耳炎を予防する手段の一つとして鼻吸引や鼻洗浄があります。鼻水が多い場合、家庭用の鼻吸い器などでこまめに吸ってあげると効果的です。